詳細
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
100人に100通りの死に方のできる社会を
(2008-10-23)
著者の高橋氏は35歳で末期がん余命3ヶ月の宣告を受けました。2度の手術の末
積極的な治療をやめ、家に帰ります。自宅には4人の子供、お金は?介護は?と心
配になってしまいます。彼はそれから2年余り、自宅で家族と過ごすだけでなく、
九州、沖縄、中国、四国などへ家族と出かけて、残された時間を家族との思い出
作りのため濃密な時を走っていきます。彼は残された家族の思い出のために力を
振り絞り、家族は彼を支えてアクティブに行動する姿が描かれています。
現在日本人の3人に1人はがんで命を落とすといわれています。これまでもがん
で亡くなる方は少なくありませんでした。がんの治療の部分は華々しく報道され
ていますが、そのあと患者はどうなってしまうのか? が語られる事はまだあま
りありません。人が亡くなるということは、国教を持たない日本には重い内容なの
かもしれません。しかし最近になってがん患者の療養生活の向上が盛んに取り上
げられるようになりました。がん告知からターミナルの間には経験者でしか分か
らないブラックボックスがあります。これは統計という形で読み解くプロセスで
はありません。実際に経験をした患者さんや家族に聞くしかないのではないで
しょうか。そして私たちは、つい目を背けたくなる「死」の意味をどこかで学ば
なければならいと思います。
本書でもそれは十分感じられます。それは決して暗く、陰鬱なものではなく、
大切な肉親の死を受容して残された時間を前向きに過ごそうとする力強い家族の
力を感じました。ただし、これが唯一の姿ではないと思います。100人には100通
りの死に方があるといいます。家で亡くなれば幸せ、ホスピス施設で亡くなれば
幸せ、という事で無く100人の人がそれぞれ自分の死に方を選べる社会になればと
思った一冊でした。
おすすめ度:
100人に100通りの死に方のできる社会を
著者の高橋氏は35歳で末期がん余命3ヶ月の宣告を受けました。2度の手術の末
積極的な治療をやめ、家に帰ります。自宅には4人の子供、お金は?介護は?と心
配になってしまいます。彼はそれから2年余り、自宅で家族と過ごすだけでなく、
九州、沖縄、中国、四国などへ家族と出かけて、残された時間を家族との思い出
作りのため濃密な時を走っていきます。彼は残された家族の思い出のために力を
振り絞り、家族は彼を支えてアクティブに行動する姿が描かれています。
現在日本人の3人に1人はがんで命を落とすといわれています。これまでもがん
で亡くなる方は少なくありませんでした。がんの治療の部分は華々しく報道され
ていますが、そのあと患者はどうなってしまうのか? が語られる事はまだあま
りありません。人が亡くなるということは、国教を持たない日本には重い内容なの
かもしれません。しかし最近になってがん患者の療養生活の向上が盛んに取り上
げられるようになりました。がん告知からターミナルの間には経験者でしか分か
らないブラックボックスがあります。これは統計という形で読み解くプロセスで
はありません。実際に経験をした患者さんや家族に聞くしかないのではないで
しょうか。そして私たちは、つい目を背けたくなる「死」の意味をどこかで学ば
なければならいと思います。
本書でもそれは十分感じられます。それは決して暗く、陰鬱なものではなく、
大切な肉親の死を受容して残された時間を前向きに過ごそうとする力強い家族の
力を感じました。ただし、これが唯一の姿ではないと思います。100人には100通
りの死に方があるといいます。家で亡くなれば幸せ、ホスピス施設で亡くなれば
幸せ、という事で無く100人の人がそれぞれ自分の死に方を選べる社会になればと
思った一冊でした。

