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カスタマーレビュー
おすすめ度:
朝、食べる気がしないのは当たり前。小山内博士が朝食推進キャンぺーンのウソを暴く。朝食有害理論は、“喜びも楽しみも多い健康長寿人生の運転方法”そのものとか
(2008-02-27)
予防医学の大家、小山内博士の名著である。元手ゼロで手間不要。デフレ時代の超健康法、とのふれ込みである。確かにそうだ。本書のキーポイントは次の四つである。1)朝食は摂らない。昼夕も食事は体重が減らない程度(CR)に摂り、食後はとにかくゆっくり休む。2)適度な持久的運動(ゆっくりランニング等)を心がける。3)冷水浴などで身体に刺激を与え続ける。4)ストレッチ体操を取り入れる。 どれもお金も時間も、余り掛からないものばかりである(笑)。小食(CR)健康法、朝食有害論としては、甲田博士、渡辺博士、の系統と言える。間違った朝食推進キャンぺーンが全盛の今こそ、これら先生方が提唱する朝食有害理論は、出来る限り早く一般常識化すべき科学的真理と考える。午前中はどう考えても排泄の時間帯である。朝何か(もし糖質だったらダブルで危険!)を食って、消化吸収優先になれば、当然排泄は止まる。出すべき物を長年出さずに溜め込めば、”排泄障害病”(痛風、リューマチ、腎炎、耳鳴り等)が起こってくるのは当たり前だと仰る。実に素晴らしい。水分を沢山摂って、とにかく出す(笑)。午前中はこれしかない。低血糖なんて心配いらない。なにしろ、寝ている間の糖新生で、肝臓にはグリコーゲンが一杯なのである。朝食は謂わば、満タンのガスタンクに更に給油するようなものである。そう、危険極まりないのが朝食である。引火したら知りませんから(笑)。
それにしても、“朝食を抜くと脳が働かない。朝食は絶対に食べなくてはいけない。”という迷信は本当にシブトイものがある。殆んど、信仰に近いとも言える。だから、私は”朝食信仰”と呼んでいる。しかし、この信仰は現在の日本特有のモノである。歴史的に見ても、また、世界的に見ても、殆ど例外的であると言える。朝はお茶程度で、朝食を摂らない民族は幾らでもいる。更に、そもそも、朝食推進キャンぺーンをわざわざ張らないといけない事自体が、朝食が多くのヒトに生理的に受け付けられていない(全く食べる気がしないから)一つのよい証拠である。朝は”何も食べる気がしない”のがヒト本来の正常な生理現象である。不健康でも異常でも何でもない。何しろ、ガスタンクが満タンなのだから、一種の防衛反応なのだ。引火したら怖いと、誰でも身体自体が知っているのだ(笑)。また、朝食推進キャンぺーンでは、”朝食比較実験”なるモノがよく行われるが、勿論、デタラメな条件設定である事は言うまでもないと、博士はいみじくも指摘されておられるのだ。実に素晴らしい。実際、私は8ヶ月前から、SirtuinDiet(サーチュインダイエット)を実践中であるが、朝食を止めてから、脳が働かないどころか、お頭の回転が遙かに良くなったのを将に実感している。
本書には、朝食が身体に悪い理由が、”これでもかー”という位(笑)、綴られている。本書は朝食を抜いて、昼夕の1日2食の薦めであるが、博士ご自身は更に進んで、朝昼抜きで、夕のみの一日一食だったそうだ。(釜池式かどうかは不詳。)また、食べたらすぐ休む、そして寝る。この事の重要性を殊の外、強調しておられる。これも実に素晴らしい。”親が死んでも食休み”は、けだし名言である。私も、1日一食で晩飯をタラフク食った後、この”食休み”を実践している(SirtuinDietの柱の一つ)が、それで体重が増える事は全く無い。それどころか、どんどん絞れているのだ。”食べて直ぐ寝たら、牛になる”というのは全くの迷信である。但し、糖質は食べないという大前提があっての事だが。食べて副交感神経が優位になったら、必ず眠くなる。無理に活動せず、眠るのが自然なのだ。そうなのだ、朝食を食べると言う事は、交感神経と副交感神経を同時に働かせる事、即ち、アクセルとブレーキを同時に踏み込む事につながるのだ。0-400mトライアルをする訳じゃあるまいし。タイヤから濛々と煙が上がりますよ。そんな無茶をしていたら、車(身体)が壊れる元になる事は言うまでも無いのだ。更には、ウッカリミス、ボーンヘッド事故の元にもなるのだ。
また、博士の奨める、適度な持久的運動とストレッチ体操はミトコンドリア機能の活性化に有効である事が解っている。また、冷水浴などの寒冷刺激もミトコンドリアの生合成を促進する事が最近解ってきたのだ。その意味で、寒冷暴露という大切な刺激を奪ったエアコンの罪は大きいのである。エアコンの普及が生活習慣病の主因の1つになっているのだ。従って、先生の方法は最新のミトコンドリア学による今日的理解からもまさに正論である。実に素晴らしい。
但し、生活習慣病に対する更に突っ込んだ分析や指導法が、もう少しあれば良かったかも。生活習慣病とは、3つの依存症(アルコール依存、ニコチン依存、糖質依存)がもたらす病気の事である。この3つの依存症は何れも中脳のドーパミン報酬系ニューロンが関わっている。だから、中々止められないのである。この本質をまず理解すべきである。ギャンブル依存症、買い物依存症、セックス依存症、もドーパミン報酬系ニューロンが関係しているが、口から体内に摂り込む訳ではないので、生活習慣病とは呼ばない。アルコール依存、ニコチン依存は比較的認知度が高いが、糖質依存症は先進的な概念なので、専門家でも未だ認知していない方が多いようだ。この糖質依存症(β-エンドルフィン、ドーパミン、オレキシン連関が今大注目なのだ)による生活習慣病(メタボ、糖尿病、高血圧、脂質異常症など)に対する食事指導の日本の現在の主流は、カロリーの制限、食塩の制限、脂質の制限である。しかしこれらは何れも”事の本質”では無い。まるで的外れである。だから私はこれらを”三大冤罪事件”と呼んでいる。みんな濡れ衣である。カロリー、食塩、脂質を云々するお医者は、それだけで藪医者と思っても良い位なのだ(笑)。悪いのは、糖質依存=精製炭水化物・過剰頻回自由摂取、この一点なのである。つまり”悪の一人横綱”である。この横綱を放ってらかしにしておいて、いわば、”露払い、太刀持ち、付け人”を退治する事ばかりに、シャカリキになっているのが今の医療、指導の現状なのである。まるで逆さまである。藪医者のする事である。効率も悪く、余計な医療費が掛かるばかりである。誠に勿体無い事である。云わば、風呂の底栓が抜けている時に、洗面器で足し水している様なものである。上流の悪の横綱をきっちりとやっつければ、下流の三人もほっといても同時に片付いてしまうのである。即ち、炭水化物の過剰自由摂取をやめれば、カロリー・オーバーになる事などまず滅多に無いし(ギャル曽根でもない限り、そんなに食べられるものではない)、超悪玉コレステロール(スモール・デンスLDL/酸化LDL)や中性脂肪値は、極めて速やかに改善するし、塩辛い加工物なんかも、白物(=主食)無しではそんなに食べられるものではないのだ。そもそも塩辛い物は、白物(白パン、白飯)を食べる為の装置である。そうなのだ。カロリーの制限、脂質の制限、食塩の制限は三つとも、うるさく言う必要は全くないのである。メタボ、糖尿病、高血圧の皆さんには、生活習慣病の“悪の一人横綱”(=糖質過剰・頻回自由摂取)を是非知ってもらう必要があるのだ。こっちは幾ら“うるさく”言っても、決して言い過ぎる事はない。医師、医学者、管理栄養士、栄養学者、そしてマスコミには、この真理・新パラダイムの啓蒙義務があるのだ。社会的使命といっていい。勿論、その普及過程では、様々な不都合、摩擦、軋轢があり、大変なのは百も承知している。炭水化物で商売しているヒト、生計を立ている方が沢山おられるのだから。
そんな訳で、星は残念ながら四つ。生活習慣病の方のみならず、LOHAS系、LOLAS系の方にお薦めできる一冊である。出来れば、甲田博士、渡辺博士、釜池先生の著作も、一緒に読まれることをお勧めする。特に、間違った”食育”や、朝食推進キャンぺーンを掲げて、国民をミス・リードし続けている栄養学の偉い先生、管理栄養士、医師、そして、マスコミ関係の方にも是非、読んで戴きたいご本である。
(注)CR:Caloric Restrictionの略。通常エネルギー摂取量の60%にカロリー制限するとSirtuinsが活性化してくる。従って”腹六分”がいいのだ。しかし、タンパク質と脂質の制限は奨められない。この二つは身体の大切な構成成分であり、また、体内で合成できない必須成分(必須アミノ酸と必須脂肪酸)も多く、栄養失調のリスクがあるからである。炭水化物の制限、即ち、Carbohydrate RestrictionのCR が、Sirtuinsを活性化する安全かつ確実な方法と私は考えている。炭水化物はカロリー・エネルギー源としての意味しかなく、また食事でわざわざ摂らなくても、体内で幾らでも合成できるからである(糖新生)。”必須糖質”なるものは存在しないのだ。
糖新生:肝臓(極一部は腎臓で)で糖以外の物質からグルコースを合成する事。アミノ酸を糖に変える経路(糖原性アミノ酸:アラニン,アスパラギン酸など)と中性脂肪(グリセロール)を糖に変える場合とがある。乳酸もアラニン経由で利用される。
SirtuinDiet(サーチュインダイエット):私が8ヶ月前から実践中の食事法。かまいけ式の亜型。糖質ゼロ、1日一食夕食のみ、更に、プチ断食や本断食を時々絡ませる、食べたら速やかに睡る、長寿遺伝子Sirtuin活性化物質:レスベラトロールを含む赤ワイン、ベリー類を積極的に摂る、等が柱。かまいけ式食事術については、釜池豊秋先生の著作を参照の事。真の傑作です。
スモール・デンスLDL:血中リポ蛋白の1分画で、TG-richリポ蛋白、”超悪玉”とも称される。LDLはもともと血管壁に入らなければ毒性はない。ところが、糖質過剰摂取で血中中性脂肪が多いと、LDLは小型化して、血管壁に入り易くなって来る。これがスモール・デンスLDLで、極めて酸化(糖化)も受け易く、容易に酸化LDLとなる。この酸化LDLは異物として認識され、マクロファージに取り込まれ、泡沫細胞化、プラーク形成、ひいては粥状動脈硬化の主原因となる。一方、LDL自体は悪玉でも不要でもなく、毒性もない。危険なのは高スモール・デンスLDLであって、高LDL-Cではない。誤解無きよう。従って、高LDL-Cはメタボの診断基準に入っていない。スモール・デンスLDLは保険では測定できないので、その代理指標として、低HDL-Cがメタボの診断基準に組み込まれた。スモール・デンスLDLとHDL-Cは逆相関する。最近、スモール・デンスLDLは糖質制限食で急速に減少する事が解ってきた。糖質を食べなければ、中性脂肪が急減するからである。
人間は腹が減っては戦はできぬは、間違いなのです。素晴らしい医学です。
(2007-03-25)
まずは朝食を抜く!というシンプルな説です。東大のお医者さんが
そういうのです。一日2食で現代人は十分です。(過酷な肉体労働者とかは除きます。)
安心しましたね。この本読んで。
無理に昼食は食べなくてもいいし、朝食は軽くでいいし。
妻にも読んでもらって、妻もずいぶん気が楽になったみたいです。
ものすごく理論的ですがわかりやすく書かれています。
章は、朝食はからだに悪い。かわいい子には冷水浴を。
からだは使わないところからダメになる。ガンも生活習慣病の一種
この4章です。
つまり、野生の動物のように、空腹になってから、脂肪が燃える体になっているので
空腹な時間をできるだけ作ったほうがいい、空腹感を感じたらすぐに食事とかものを
食べるのではなくて、空腹なときに歩いたり、軽いランニングをしたりすることで
食事の量も少なくてすむようになっているということを説明してくれています。
自分にあてはまってビックリの誠実な本
(2007-03-13)
腰痛に長年悩まされてきましたが、自分でも、その根底には、
日常の運動不足(どころか運動欠如)や食生活、肥満傾向が
あるんだろうなあ〜と、素人ながら感じてきました。
そこへ本書を読んで、なるほどと納得の次第です。
朝食を抜くことには、もろ手をあげて賛成、という感情には
なかなかなれませんが、さまざまな症状、特に現代疾病の原因が、
人間という動物の基本的な構造、機能と、生活様式との巨大な乖離
のために発生している、ということの実証、検証、実例は、
読むほどに納得してしまいます。
まあ、狩猟生活の人間の行動にまで遡って、現代病を説明する
のは、厳密に言えばどうかな、と思うところですが、しかし、
世の中には、厳密に実証できなくても、それで治って楽しく
生活できれば、それはそれで価値があることも多いですので、
本書の説明も「あり」なのではないでしょうか。
最後に紹介されている4つの日常習慣のうち、いくつかは
実践しようと思います。最後のページにある、大腰筋の伸縮
体操(そらす、まげる)は、ちょっと怖いですが、次回試して
みようかな、と少し思っています。
人生変わりました。
(2006-08-04)
あくまで、私個人の体験です。
書籍に紹介されている、冷水浴を去年(2005年)の10月〜11月頃から始めてみたところ、最初の2ヶ月ぐらいで下半身、次に上腕・額・頬・首筋の順に、酷かったアトピーが改善されていきました。今では見た目は9割程度改善されました。普通にプールにいける状態です。現在ステロイドもプロトピックも使用しておらず、入浴後に軽くオリーブ油を塗るだけで充分です。皮膚科にもここ半年通っておりません。
皮膚科にウンザリされているアトピー患者の方は、一読されては如何でしょうか?(ただ他に持病をお持ちの方は、冷水浴を始める際、医者と相談されることをお勧めいたします。心臓マヒ・高血圧等の恐れがあるので・・・。あくまで自己責任で。)失礼いたしました。
面白いですけど、「思いこみ」をここまで提唱しては・・・
(2005-12-08)
この本の内容が主として「著者の思いこみ」である感は否めません。
医学の「常識」というものは常に批判的な眼にさらされるべきと思いますが、先人の多大な努力とたくさんの病める方々の協力によって蓄積されてきた知見なのであり、また健康にかかわる問題なのですから、「新常識」として他人に勧めるからにはもう少し実証的な態度が必要だと思います。
高血圧の項では突然実証的な態度になりますが、適度な運動が高血圧に有効なことは、はからずも著者自身が古い文献を引用しているとおり今も昔も「常識」です。それ以外のところ(朝食抜きや冷水浴)はいくつかの有効例を紹介しているのみで、あとは「理論(あるいは説得)」です。難病でも自然に寛解するケースはしばしばあるのですから、都合のいいケースのみをいくつか挙げて、それだけを根拠にするのなら「インチキ健康食品」の宣伝とそうかわらないのでは?
読みものとしては面白い点もいくつかありますし、その独自性は認めます。ただ知識の誤謬(胃腸の病理や血圧の生理の記載には失礼ながら基本的な勘違いがあると思います)はいただけません。著者は「予防医学の第一人者(私は存じ上げませんでした)」ということですが、反論すべき今の医学の「常識」に対して謙虚に勉強する態度や科学的なものの考え方、臨床経験やセンスに欠けているといわざるをえません(本当に第一人者なのですか?)。医学の「常識」に対してしっかりと批判せずに、思いついたことを、「やってみたら感じがよかった」というレベルの評価で「新常識」として提唱するものだから、医療関係者は相手にしないのだと思います。
朝食抜きも冷水浴もそれほど体に悪影響はないでしょうから、興味のある方は実践されればいいでしょう(それが良くないという根拠も現時点ではありません)。ただし、それが医学的に説明可能だということとそれが正しいということは大きく異なりますので御注意を。
おすすめ度:
朝、食べる気がしないのは当たり前。小山内博士が朝食推進キャンぺーンのウソを暴く。朝食有害理論は、“喜びも楽しみも多い健康長寿人生の運転方法”そのものとか
予防医学の大家、小山内博士の名著である。元手ゼロで手間不要。デフレ時代の超健康法、とのふれ込みである。確かにそうだ。本書のキーポイントは次の四つである。1)朝食は摂らない。昼夕も食事は体重が減らない程度(CR)に摂り、食後はとにかくゆっくり休む。2)適度な持久的運動(ゆっくりランニング等)を心がける。3)冷水浴などで身体に刺激を与え続ける。4)ストレッチ体操を取り入れる。 どれもお金も時間も、余り掛からないものばかりである(笑)。小食(CR)健康法、朝食有害論としては、甲田博士、渡辺博士、の系統と言える。間違った朝食推進キャンぺーンが全盛の今こそ、これら先生方が提唱する朝食有害理論は、出来る限り早く一般常識化すべき科学的真理と考える。午前中はどう考えても排泄の時間帯である。朝何か(もし糖質だったらダブルで危険!)を食って、消化吸収優先になれば、当然排泄は止まる。出すべき物を長年出さずに溜め込めば、”排泄障害病”(痛風、リューマチ、腎炎、耳鳴り等)が起こってくるのは当たり前だと仰る。実に素晴らしい。水分を沢山摂って、とにかく出す(笑)。午前中はこれしかない。低血糖なんて心配いらない。なにしろ、寝ている間の糖新生で、肝臓にはグリコーゲンが一杯なのである。朝食は謂わば、満タンのガスタンクに更に給油するようなものである。そう、危険極まりないのが朝食である。引火したら知りませんから(笑)。
それにしても、“朝食を抜くと脳が働かない。朝食は絶対に食べなくてはいけない。”という迷信は本当にシブトイものがある。殆んど、信仰に近いとも言える。だから、私は”朝食信仰”と呼んでいる。しかし、この信仰は現在の日本特有のモノである。歴史的に見ても、また、世界的に見ても、殆ど例外的であると言える。朝はお茶程度で、朝食を摂らない民族は幾らでもいる。更に、そもそも、朝食推進キャンぺーンをわざわざ張らないといけない事自体が、朝食が多くのヒトに生理的に受け付けられていない(全く食べる気がしないから)一つのよい証拠である。朝は”何も食べる気がしない”のがヒト本来の正常な生理現象である。不健康でも異常でも何でもない。何しろ、ガスタンクが満タンなのだから、一種の防衛反応なのだ。引火したら怖いと、誰でも身体自体が知っているのだ(笑)。また、朝食推進キャンぺーンでは、”朝食比較実験”なるモノがよく行われるが、勿論、デタラメな条件設定である事は言うまでもないと、博士はいみじくも指摘されておられるのだ。実に素晴らしい。実際、私は8ヶ月前から、SirtuinDiet(サーチュインダイエット)を実践中であるが、朝食を止めてから、脳が働かないどころか、お頭の回転が遙かに良くなったのを将に実感している。
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但し、生活習慣病に対する更に突っ込んだ分析や指導法が、もう少しあれば良かったかも。生活習慣病とは、3つの依存症(アルコール依存、ニコチン依存、糖質依存)がもたらす病気の事である。この3つの依存症は何れも中脳のドーパミン報酬系ニューロンが関わっている。だから、中々止められないのである。この本質をまず理解すべきである。ギャンブル依存症、買い物依存症、セックス依存症、もドーパミン報酬系ニューロンが関係しているが、口から体内に摂り込む訳ではないので、生活習慣病とは呼ばない。アルコール依存、ニコチン依存は比較的認知度が高いが、糖質依存症は先進的な概念なので、専門家でも未だ認知していない方が多いようだ。この糖質依存症(β-エンドルフィン、ドーパミン、オレキシン連関が今大注目なのだ)による生活習慣病(メタボ、糖尿病、高血圧、脂質異常症など)に対する食事指導の日本の現在の主流は、カロリーの制限、食塩の制限、脂質の制限である。しかしこれらは何れも”事の本質”では無い。まるで的外れである。だから私はこれらを”三大冤罪事件”と呼んでいる。みんな濡れ衣である。カロリー、食塩、脂質を云々するお医者は、それだけで藪医者と思っても良い位なのだ(笑)。悪いのは、糖質依存=精製炭水化物・過剰頻回自由摂取、この一点なのである。つまり”悪の一人横綱”である。この横綱を放ってらかしにしておいて、いわば、”露払い、太刀持ち、付け人”を退治する事ばかりに、シャカリキになっているのが今の医療、指導の現状なのである。まるで逆さまである。藪医者のする事である。効率も悪く、余計な医療費が掛かるばかりである。誠に勿体無い事である。云わば、風呂の底栓が抜けている時に、洗面器で足し水している様なものである。上流の悪の横綱をきっちりとやっつければ、下流の三人もほっといても同時に片付いてしまうのである。即ち、炭水化物の過剰自由摂取をやめれば、カロリー・オーバーになる事などまず滅多に無いし(ギャル曽根でもない限り、そんなに食べられるものではない)、超悪玉コレステロール(スモール・デンスLDL/酸化LDL)や中性脂肪値は、極めて速やかに改善するし、塩辛い加工物なんかも、白物(=主食)無しではそんなに食べられるものではないのだ。そもそも塩辛い物は、白物(白パン、白飯)を食べる為の装置である。そうなのだ。カロリーの制限、脂質の制限、食塩の制限は三つとも、うるさく言う必要は全くないのである。メタボ、糖尿病、高血圧の皆さんには、生活習慣病の“悪の一人横綱”(=糖質過剰・頻回自由摂取)を是非知ってもらう必要があるのだ。こっちは幾ら“うるさく”言っても、決して言い過ぎる事はない。医師、医学者、管理栄養士、栄養学者、そしてマスコミには、この真理・新パラダイムの啓蒙義務があるのだ。社会的使命といっていい。勿論、その普及過程では、様々な不都合、摩擦、軋轢があり、大変なのは百も承知している。炭水化物で商売しているヒト、生計を立ている方が沢山おられるのだから。
そんな訳で、星は残念ながら四つ。生活習慣病の方のみならず、LOHAS系、LOLAS系の方にお薦めできる一冊である。出来れば、甲田博士、渡辺博士、釜池先生の著作も、一緒に読まれることをお勧めする。特に、間違った”食育”や、朝食推進キャンぺーンを掲げて、国民をミス・リードし続けている栄養学の偉い先生、管理栄養士、医師、そして、マスコミ関係の方にも是非、読んで戴きたいご本である。
(注)CR:Caloric Restrictionの略。通常エネルギー摂取量の60%にカロリー制限するとSirtuinsが活性化してくる。従って”腹六分”がいいのだ。しかし、タンパク質と脂質の制限は奨められない。この二つは身体の大切な構成成分であり、また、体内で合成できない必須成分(必須アミノ酸と必須脂肪酸)も多く、栄養失調のリスクがあるからである。炭水化物の制限、即ち、Carbohydrate RestrictionのCR が、Sirtuinsを活性化する安全かつ確実な方法と私は考えている。炭水化物はカロリー・エネルギー源としての意味しかなく、また食事でわざわざ摂らなくても、体内で幾らでも合成できるからである(糖新生)。”必須糖質”なるものは存在しないのだ。
糖新生:肝臓(極一部は腎臓で)で糖以外の物質からグルコースを合成する事。アミノ酸を糖に変える経路(糖原性アミノ酸:アラニン,アスパラギン酸など)と中性脂肪(グリセロール)を糖に変える場合とがある。乳酸もアラニン経由で利用される。
SirtuinDiet(サーチュインダイエット):私が8ヶ月前から実践中の食事法。かまいけ式の亜型。糖質ゼロ、1日一食夕食のみ、更に、プチ断食や本断食を時々絡ませる、食べたら速やかに睡る、長寿遺伝子Sirtuin活性化物質:レスベラトロールを含む赤ワイン、ベリー類を積極的に摂る、等が柱。かまいけ式食事術については、釜池豊秋先生の著作を参照の事。真の傑作です。
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人間は腹が減っては戦はできぬは、間違いなのです。素晴らしい医学です。
まずは朝食を抜く!というシンプルな説です。東大のお医者さんが
そういうのです。一日2食で現代人は十分です。(過酷な肉体労働者とかは除きます。)
安心しましたね。この本読んで。
無理に昼食は食べなくてもいいし、朝食は軽くでいいし。
妻にも読んでもらって、妻もずいぶん気が楽になったみたいです。
ものすごく理論的ですがわかりやすく書かれています。
章は、朝食はからだに悪い。かわいい子には冷水浴を。
からだは使わないところからダメになる。ガンも生活習慣病の一種
この4章です。
つまり、野生の動物のように、空腹になってから、脂肪が燃える体になっているので
空腹な時間をできるだけ作ったほうがいい、空腹感を感じたらすぐに食事とかものを
食べるのではなくて、空腹なときに歩いたり、軽いランニングをしたりすることで
食事の量も少なくてすむようになっているということを説明してくれています。
自分にあてはまってビックリの誠実な本
腰痛に長年悩まされてきましたが、自分でも、その根底には、
日常の運動不足(どころか運動欠如)や食生活、肥満傾向が
あるんだろうなあ〜と、素人ながら感じてきました。
そこへ本書を読んで、なるほどと納得の次第です。
朝食を抜くことには、もろ手をあげて賛成、という感情には
なかなかなれませんが、さまざまな症状、特に現代疾病の原因が、
人間という動物の基本的な構造、機能と、生活様式との巨大な乖離
のために発生している、ということの実証、検証、実例は、
読むほどに納得してしまいます。
まあ、狩猟生活の人間の行動にまで遡って、現代病を説明する
のは、厳密に言えばどうかな、と思うところですが、しかし、
世の中には、厳密に実証できなくても、それで治って楽しく
生活できれば、それはそれで価値があることも多いですので、
本書の説明も「あり」なのではないでしょうか。
最後に紹介されている4つの日常習慣のうち、いくつかは
実践しようと思います。最後のページにある、大腰筋の伸縮
体操(そらす、まげる)は、ちょっと怖いですが、次回試して
みようかな、と少し思っています。
人生変わりました。
あくまで、私個人の体験です。
書籍に紹介されている、冷水浴を去年(2005年)の10月〜11月頃から始めてみたところ、最初の2ヶ月ぐらいで下半身、次に上腕・額・頬・首筋の順に、酷かったアトピーが改善されていきました。今では見た目は9割程度改善されました。普通にプールにいける状態です。現在ステロイドもプロトピックも使用しておらず、入浴後に軽くオリーブ油を塗るだけで充分です。皮膚科にもここ半年通っておりません。
皮膚科にウンザリされているアトピー患者の方は、一読されては如何でしょうか?(ただ他に持病をお持ちの方は、冷水浴を始める際、医者と相談されることをお勧めいたします。心臓マヒ・高血圧等の恐れがあるので・・・。あくまで自己責任で。)失礼いたしました。
面白いですけど、「思いこみ」をここまで提唱しては・・・
この本の内容が主として「著者の思いこみ」である感は否めません。
医学の「常識」というものは常に批判的な眼にさらされるべきと思いますが、先人の多大な努力とたくさんの病める方々の協力によって蓄積されてきた知見なのであり、また健康にかかわる問題なのですから、「新常識」として他人に勧めるからにはもう少し実証的な態度が必要だと思います。
高血圧の項では突然実証的な態度になりますが、適度な運動が高血圧に有効なことは、はからずも著者自身が古い文献を引用しているとおり今も昔も「常識」です。それ以外のところ(朝食抜きや冷水浴)はいくつかの有効例を紹介しているのみで、あとは「理論(あるいは説得)」です。難病でも自然に寛解するケースはしばしばあるのですから、都合のいいケースのみをいくつか挙げて、それだけを根拠にするのなら「インチキ健康食品」の宣伝とそうかわらないのでは?
読みものとしては面白い点もいくつかありますし、その独自性は認めます。ただ知識の誤謬(胃腸の病理や血圧の生理の記載には失礼ながら基本的な勘違いがあると思います)はいただけません。著者は「予防医学の第一人者(私は存じ上げませんでした)」ということですが、反論すべき今の医学の「常識」に対して謙虚に勉強する態度や科学的なものの考え方、臨床経験やセンスに欠けているといわざるをえません(本当に第一人者なのですか?)。医学の「常識」に対してしっかりと批判せずに、思いついたことを、「やってみたら感じがよかった」というレベルの評価で「新常識」として提唱するものだから、医療関係者は相手にしないのだと思います。
朝食抜きも冷水浴もそれほど体に悪影響はないでしょうから、興味のある方は実践されればいいでしょう(それが良くないという根拠も現時点ではありません)。ただし、それが医学的に説明可能だということとそれが正しいということは大きく異なりますので御注意を。

