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カスタマーレビュー
おすすめ度:
バランスが良い
(2008-10-23)
書名どおり毒と薬の解説書だが、薬よりは毒の方にやや比重が高いかと思われる。章構成は大きく分けて5つ。
1:毒と薬とその歴史、2:快楽と人殺しに使った天然毒、3:創薬の歴史とそのメカニズム、4:薬の多様化・多面化と創薬の未来、5:危険! 人を滅ぼす毒
古来から現在に至るまで毒と薬は紙一重というか、毒を薬として用いることもあればその逆もあるので、両方纏めて解説してくれる本の存在はありがたい。
「1:毒と薬とその歴史」では世界の各地で毒がどのように発見され、また想像され、創造され、用いられてきたかの歴史を紐解く。日本、中国、インド、それに広くヨーロッパと様々な国でのエピソードを取り上げていて面白いが、あまりいかがわしいような話には触れていない。いや触れられてはいるがアッサリめである。血なまぐさい暗殺劇や迷信や妄想から産まれた毒の類について詳しく知りたいなら、「毒薬の博物誌」(青弓社)あたりがお勧めだ。
「2:快楽と人殺しに使った天然毒」では自然に存在する毒を、人間がいかに用いてきたかが主題。
「3:創薬の歴史とそのメカニズム」では近代の薬学が中心となり、薬がどうやって作られてきたのかの話となる。
夏目漱石や与謝野晶子らが苦しんだ病とその薬の歴史などのエピソードや、歴史に名を残す医学者たちが薬を発見してきた経緯など。「何で効くのか」といった仕組みの部分にも簡単に触れている。
「4:薬の多様化・多面化と創薬の未来」では現代から未来にかけての薬について触れられている。アルツハイマーやアトピーなど、現段階で開発の進められている薬について他、生活習慣病の予防などについてもこの章で取り扱われている。
「5:危険! 人を滅ぼす毒」では食中毒流行病風土病など、我々の身近にあって危険な毒の他、人為的に用いられる毒についても記述が多い。オウム真理教の引き起こした毒ガス事件についても記事があるが、事件の詳しい概要等では専門の書籍をあたった方が良いだろう。目を引くのはオウム事件当時の筆者の体験について語られている部分。
他、巻末近くには麻薬についても説明がある。
毒薬にまつわる迷信、実在しない毒、或いは歴史の中の毒殺犯など、その類の情報を求めている人は他の書籍に詳しいものがあるが、この本はバランス良く毒物について触れており、読み物としても充分に楽しめる作品となっている。
薬と毒の境目 がよくわかる本
(2007-12-24)
編者の山崎先生の本「毒の話」、「薬の話」(中公新書)を過去に読んだことがある。毒薬や薬として使用されている生薬についての内容で、構造式なども出てきて、化学のわかる人には面白い内容で、生薬学のサブテキストにも使えそうな本だった。
著者紹介欄には「大学教授」としか書かれていなかったが、あとで、「生薬学の教授」だという事実を知って、至極納得したことを思い出す。
この「毒と薬」は、上記の2冊を1冊にして、「○○の化合物が発見されるに至った経緯」や、発見者の人間模様などが挿入されて、さらに物語風に面白くした内容。
この本は山崎先生の編集、ということで著者は別のグループなのだが、そのお陰か現代の生活習慣病やガンと、その治療薬について、さらに日本で開発され、世界中で使用されている免疫抑制剤の発見の経緯などについても触れられており、についても触れられており、単なる「お薬の物語本」で終わっていないところがミソかな、と思う。
決して、「毒薬の使い方」について書いているわけではなく、「むかし毒薬、いまは薬」という化合物についても解説されており、園芸や植物好きな人でも楽しめる内容だと思う。
読みやすい!
(2007-01-23)
内容が分かりやすいので、特別知識がなくても興味深く読めます。
私が一番興味深かったのはやっぱりドラッグ関連でしょうか。
ドラッグに関する弊害、警告を著者は繰り返しこの本の中で語りかけているような気がしました。
やっと!!
(2006-03-21)
科捜研についてなかなかパソコンでは情報が得られず悩んでました。しかしやっと出会えましたこの本に!!!
サリン事件など具体的な事件にどうかかわったなど実録もあり科捜研に興味があるひと、分析に興味がある人は絶対買うべきです!
オススメです
私達が浴びている毒とは・・・
(2005-04-04)
毒や薬がどのような経緯で私達の日常生活に関わってくるかを知るのに便利な本である。昔使用された毒、薬害や現在使用されている化学合成毒などの詳しい解説が分かりやすい。日用品に含まれる化学合成物質に毒性があり、長年蓄積されガンや疾患となることは、私達が知らなければいけない真実である。
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1:毒と薬とその歴史、2:快楽と人殺しに使った天然毒、3:創薬の歴史とそのメカニズム、4:薬の多様化・多面化と創薬の未来、5:危険! 人を滅ぼす毒
古来から現在に至るまで毒と薬は紙一重というか、毒を薬として用いることもあればその逆もあるので、両方纏めて解説してくれる本の存在はありがたい。
「1:毒と薬とその歴史」では世界の各地で毒がどのように発見され、また想像され、創造され、用いられてきたかの歴史を紐解く。日本、中国、インド、それに広くヨーロッパと様々な国でのエピソードを取り上げていて面白いが、あまりいかがわしいような話には触れていない。いや触れられてはいるがアッサリめである。血なまぐさい暗殺劇や迷信や妄想から産まれた毒の類について詳しく知りたいなら、「毒薬の博物誌」(青弓社)あたりがお勧めだ。
「2:快楽と人殺しに使った天然毒」では自然に存在する毒を、人間がいかに用いてきたかが主題。
「3:創薬の歴史とそのメカニズム」では近代の薬学が中心となり、薬がどうやって作られてきたのかの話となる。
夏目漱石や与謝野晶子らが苦しんだ病とその薬の歴史などのエピソードや、歴史に名を残す医学者たちが薬を発見してきた経緯など。「何で効くのか」といった仕組みの部分にも簡単に触れている。
「4:薬の多様化・多面化と創薬の未来」では現代から未来にかけての薬について触れられている。アルツハイマーやアトピーなど、現段階で開発の進められている薬について他、生活習慣病の予防などについてもこの章で取り扱われている。
「5:危険! 人を滅ぼす毒」では食中毒流行病風土病など、我々の身近にあって危険な毒の他、人為的に用いられる毒についても記述が多い。オウム真理教の引き起こした毒ガス事件についても記事があるが、事件の詳しい概要等では専門の書籍をあたった方が良いだろう。目を引くのはオウム事件当時の筆者の体験について語られている部分。
他、巻末近くには麻薬についても説明がある。
毒薬にまつわる迷信、実在しない毒、或いは歴史の中の毒殺犯など、その類の情報を求めている人は他の書籍に詳しいものがあるが、この本はバランス良く毒物について触れており、読み物としても充分に楽しめる作品となっている。
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編者の山崎先生の本「毒の話」、「薬の話」(中公新書)を過去に読んだことがある。毒薬や薬として使用されている生薬についての内容で、構造式なども出てきて、化学のわかる人には面白い内容で、生薬学のサブテキストにも使えそうな本だった。
著者紹介欄には「大学教授」としか書かれていなかったが、あとで、「生薬学の教授」だという事実を知って、至極納得したことを思い出す。
この「毒と薬」は、上記の2冊を1冊にして、「○○の化合物が発見されるに至った経緯」や、発見者の人間模様などが挿入されて、さらに物語風に面白くした内容。
この本は山崎先生の編集、ということで著者は別のグループなのだが、そのお陰か現代の生活習慣病やガンと、その治療薬について、さらに日本で開発され、世界中で使用されている免疫抑制剤の発見の経緯などについても触れられており、についても触れられており、単なる「お薬の物語本」で終わっていないところがミソかな、と思う。
決して、「毒薬の使い方」について書いているわけではなく、「むかし毒薬、いまは薬」という化合物についても解説されており、園芸や植物好きな人でも楽しめる内容だと思う。
読みやすい!
内容が分かりやすいので、特別知識がなくても興味深く読めます。
私が一番興味深かったのはやっぱりドラッグ関連でしょうか。
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やっと!!
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