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カスタマーレビュー
おすすめ度:
平和学への新たな視点
(2006-06-21)
環境問題の研究は、今非常に盛んで、しかも、社会科学からのアプローチは非常に重要になっているだけでなく、学際的分野であるため、自然科学と社会科学の融合が起きています。
本書では、環境問題の暴力の観点から分析し、平和学に新たな視点を提示しています。もはや平和学は、戦争がない状態、そして、社会的不平等がない状態だけを目指すのではなく、環境保全に対しても目を向けなければならないことを指摘するものといえましょう。
そのためには、現在の軍需産業、そして多国籍企業による環境破壊をとりあげ、その背景にある構造的暴力を指摘する内容となっています。
そして、環境破壊の悲惨な状況が人類の長い歴史の中で生まれ、さらに、今急速に人類的危機となっていることを理解するうえで重要な一冊であると思います。
本書を読むことで、人類が世界規模で作り上げてきた「世界システム」を政治、経済、社会や文化にいたるまで、様々なシステムの変換を真剣に考える必要性を感じることになるでしょう。
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