百万回の永訣―がん再発日記
さよなら、日本
カンボジアの24色のクレヨン
がん患者学〈1〉長期生存患者たちに学ぶ (中公文庫)
がん患者学〈3〉がん生還者たち―病から生まれ出づるもの (中公文庫)
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おすすめ度:
海外で働くという視点を、新たに供給した大作
宇宙コンサルタントから精神科医まで、養鶏業者から博物館研究者まで、ありとあらゆる分野の職業を持つ人をインタビューの対象にしている。インタビューされる人の共通項は「在外」であるということだ。出版当時、「在外」という言葉はまだ非常に新鮮で、海外居住邦人の参政権すら認められていなかったほどである。職業上の特技を身につけ、大変な労苦を惜しまず海外で働く人々の姿が、本書によって鮮やかに浮き彫りになった。
現代においては、本書執筆当時に萌芽期だったインターネットが全盛を迎え、携帯電話さえ国内外の境界がなくなりつつある。在外勤務も珍しいことではなくなり、日本人居留の多い都市では、海外赴任のパッケージが充実したものとなりつつある。本書は、ITがここまで発達した以前に海外で仕事をする邦人の模様を眺めたもので、近現代史の一面を書き留める重要な史料ともなろう。
なお評者は、大学院生時代に本書を読み通して大きな感銘を受け、海外で働く道を模索してきた。それがようやく叶い、海外居留となった。本書が私の人生の先導者となったのはいうまでもない。なお、筆者はただいま闘病中と聞く。一刻も早い快癒を祈念するとともに、本書の続編も期待する。
「在外日本人」という斬新なコンセプトによる労作
初版は10年前、書店でタイトルが目に入った。「在外日本人」。とても新鮮だった。我々はよく在日外国人という言葉を良く使う。しかし、在外日本人という「概念」を作りだしたのはこの著者柳原良子氏が初めてだろう。この言葉にはただ単に観光旅行や仕事の出張者は含まれていない。あくまで、外国で生活をしている日本人、という意味合いが強い。それがいまや300万人というのだから驚く。45カ国100人を超す在外日本人の物語。全部が全部面白かったとは言わない。しかし、その総体は、こんな日本人がいたのか、こんな生き方もあったのかと分厚い本だったけどとても刺激的で面白かった。とくに会社の駐在員の人より、文字通り、組織とは関係なく生きている人たちの人生が面白い。どれかひとつ例をあげるのは難しい。こんな日本人もいるんだという、勇気付けられる、日本人の可能性を感じさせられるものがかなりあった。柳原さんは400を越す取材から108の話に絞り込んだらしい。なんという執念か。この労作を書き上げるための日々に拍手を送るとともに感謝したい。柳原氏はその後、若くしてガンを患いいまも闘病されていると聞く。そんなかで今度は「ガン患者学」という本も出された。強い人だ。地味な本だが、タイトル通りさまざまな「在外」日本」の生き方が発見できる。分厚くても一話は簡潔だ。是非、読んでみてください。
戦後、在外日本人たちのノンフィクション
戦後、海外在住した日本人たちの人生がわかります。
世界各地で、さまざまな仕事に従事されているのですが、
彼らの話はなかなか読み応えがあります。
ただ、共通していえることは、海外では、不便なことも
多く、苦労されている点です。 また、その国ならではの
政情などに人生が左右されていることもわかります。
中でも成功された方は、芸術に長けた人々で、外国でも
人脈やその芸で外国人相手にパフォーマンスされたようです。
今後も、海外で暮らしてみたいと望む方もあるかもしれませんが、
先輩方の話は一読の価値ありです。
在外日本人の人生がわかる本
戦後、世界中に在住する日本人たちの人生をインタビュー
した本。 渡航先、目的、手段、行動は人それぞれですが、
優秀な人は、苦労をものともいわず、成功し、凡才というか、
力のなかった人は、貧しく、波乱万丈のようです。
芸術の分野で、成功した日本人が多いようです。
ただどの国へ行っても、冒険である以上、日本とは違い、
アブノーマルで環境で、多少なりとも不運があり、障害や多いようです。
今、テロや貧困などが問題になっていますが、世界情勢もよくわかります。
新たな視点を得たという意味では、アメリカでは、カルチャーショックで
病む人や、様々な問題で、訴訟、裁判が起きるという不安定な環境なので、
途上国なのではないかと語る人がいたこと。 また、旧共産圏では、
国家権力が強かったということも感じました。 比較的明るい傾向に
あったのが、英国、北欧での生活や、南米での途上国援助なんかです。
いずれにせよ、どんな人生を歩むかは個人の性格や力に備わっていると
思います。 百聞は一見にしかずぎないかも。
興味本位で読める現代史証言集
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