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カスタマーレビュー
おすすめ度:
つい、他の医療ものと比べてしまう
(2008-07-07)
ここ何年か、本職のお医者様が書かれた本が目立つようになった。とりあえず精神科の先生方はおいといて、久坂部羊氏や海堂尊氏(海堂氏も満点ではないが)の愛読者としては、やっぱり文章が鼻につく。多くは語らないが、せっかくの内容がこれでは生きてこない。ルポルタージュでない限り、やはり多少の文章力はあってほしい。ルポの人だってここまでひどくはないぞ。最後まで読もう、次も読もうと思わせなければ、医療ミスの告発も不発で終わってしまう。
医療ミスはこのように隠されていた
(2006-02-25)
フィクションでありながら、現役の医師が描く世界には現実に多発する医療ミスを隠し通そうとする病院の存在がある。2年目の研修医、本木は乳癌である右乳房と左乳房を間違えて手術の準備をしてしまい、その医療ミスを患者には知らせずに隠すことですべてがまるくおさまるという気持ちと良心との間で葛藤する。癌でもないものを癌に見せかけようとすることで一見うまくいっているように見えるが、逆に立場は悪くなっていき事態は悪化していることに誰も気づいていない。さらに新薬開発に関係する製薬会社やその薬の治験、医師と看護師との不倫など、さまざまな人々の人生が描かれている。今日、医療ミスの報道が数多くある中で、隠されているものもたくさんあることがこの本を読めばわかります。
読みやすく、考えさせられる小説です。
(2005-12-12)
この作者の本を読むのはまじめてであるが、医師としてのバックグラウンドから、現場の生の声が聞こえてくる。こころに余韻の残る作品である。ストーリーの展開も早く、一気に読破した。他の作品もつづけて読みたくなる作家である。次の作品が待ち遠しい。
医療界の内実はもっともっと、おどろおどろしいよ。
(2005-11-20)
山崎豊子の「白い巨塔」には及ばないがやむをえない。
この本の装丁はこりにこっている。文庫本になったらこの装丁にはならないから今購入しておいた方がいい。カバーをとりはずすと、肉塊の世界。不気味な存在感がこの本そのものにある。外科医はこのような世界の中で冷静に手術を行っていかないのかという想像力をかき立ててくれる。
江戸川乱歩ですか
(2005-11-12)
この書の本当の意味が伝わっているのでしょうか?何かサスペンスが重視されて、医療ミスに悩む姿が、少し希薄になったような気がします。文章は口語調。古来の文学作品としては辛いものがありますが、大体現代の小説は、日記やらメールやら、ほとんど日常に則したものが人気があります。江戸川乱歩を見てください。平かなばかり。それでも面白ければいいというところも・・・この小説が新風舎出版賞フィクション部門で最優秀賞に選ばれたのも、作者の言いたいことが表現されているからでしょう。稚拙な文章結構。映画のような展開結構。要はどれだけ読んでいただいた方に、作者の思いが伝わるかでしょうね。医療ミスだけは絶対にいかん!!
おすすめ度:
つい、他の医療ものと比べてしまう
ここ何年か、本職のお医者様が書かれた本が目立つようになった。とりあえず精神科の先生方はおいといて、久坂部羊氏や海堂尊氏(海堂氏も満点ではないが)の愛読者としては、やっぱり文章が鼻につく。多くは語らないが、せっかくの内容がこれでは生きてこない。ルポルタージュでない限り、やはり多少の文章力はあってほしい。ルポの人だってここまでひどくはないぞ。最後まで読もう、次も読もうと思わせなければ、医療ミスの告発も不発で終わってしまう。
医療ミスはこのように隠されていた
フィクションでありながら、現役の医師が描く世界には現実に多発する医療ミスを隠し通そうとする病院の存在がある。2年目の研修医、本木は乳癌である右乳房と左乳房を間違えて手術の準備をしてしまい、その医療ミスを患者には知らせずに隠すことですべてがまるくおさまるという気持ちと良心との間で葛藤する。癌でもないものを癌に見せかけようとすることで一見うまくいっているように見えるが、逆に立場は悪くなっていき事態は悪化していることに誰も気づいていない。さらに新薬開発に関係する製薬会社やその薬の治験、医師と看護師との不倫など、さまざまな人々の人生が描かれている。今日、医療ミスの報道が数多くある中で、隠されているものもたくさんあることがこの本を読めばわかります。
読みやすく、考えさせられる小説です。
この作者の本を読むのはまじめてであるが、医師としてのバックグラウンドから、現場の生の声が聞こえてくる。こころに余韻の残る作品である。ストーリーの展開も早く、一気に読破した。他の作品もつづけて読みたくなる作家である。次の作品が待ち遠しい。
医療界の内実はもっともっと、おどろおどろしいよ。
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この本の装丁はこりにこっている。文庫本になったらこの装丁にはならないから今購入しておいた方がいい。カバーをとりはずすと、肉塊の世界。不気味な存在感がこの本そのものにある。外科医はこのような世界の中で冷静に手術を行っていかないのかという想像力をかき立ててくれる。
江戸川乱歩ですか
この書の本当の意味が伝わっているのでしょうか?何かサスペンスが重視されて、医療ミスに悩む姿が、少し希薄になったような気がします。文章は口語調。古来の文学作品としては辛いものがありますが、大体現代の小説は、日記やらメールやら、ほとんど日常に則したものが人気があります。江戸川乱歩を見てください。平かなばかり。それでも面白ければいいというところも・・・この小説が新風舎出版賞フィクション部門で最優秀賞に選ばれたのも、作者の言いたいことが表現されているからでしょう。稚拙な文章結構。映画のような展開結構。要はどれだけ読んでいただいた方に、作者の思いが伝わるかでしょうね。医療ミスだけは絶対にいかん!!

